座談 za-dan
【座談】再開の兆し!
最近ようやく涼しくなってきましたね。巷では少しずつ演奏会が再開しているような印象を受けますが、お二人の周りはどうですか?
これまではオンライン演奏会がメインでしたが、少しずつホールでの演奏活動が再開している印象です。
客数を大幅に減らして、間隔を取っていたり工夫がなされていますね。客数も徐々に戻りつつありますね。
先日お世話になっている合唱団から、練習を再開したいという連絡が入りました。やっと練習出来る、という気持ち半分、やっぱり大丈夫かなあという気持ち半分、少々複雑な感情です。演奏会以外の活動は二人はどんな感じですかね?
私の合唱団も一部再開の流れになっています。まだ顔合わせの段階ですが、久しぶりに皆さんにお会いすることができて、本当に嬉しく思いました。わたしも木川さんに同じく心配な気持ちがかなりあります。
全部ではないですが、僕も合唱団が再開しました。1つの合唱団では十分な話し合いの上で同意書を作成して、押印いただいたりと、堅苦しい手続きをせざるを得なかったことが心苦しいのですが、ただこうして団員と再開するにあたっての意思確認を丁寧に行うことは重要だったと振り返っています。
私もそれは考えました。結局作成には至れてないですが、今後大事なことかもしれませんよね。
実際に練習を再開するにあたって、おそらくこれまでと同じような形では練習は出来ないかと思いますが、お二人のところはどのような工夫をされてますか?私のところはとりあえずマスクは絶対外さず、場所の広いところで距離をとって換気を徹底するくらいしかないかなーと思っているのですが……
私はさっきもお話しした通り、顔合わせ段階なので、コロナ対策はしっかりしつつ、なるべくみんなで声を合わせて、私たちはなぜ歌うのか、みんなで考える場を持ちたいなと思っています。あと明るい曲をたくさんやりたいという声がかなり挙がっていますのでそのリクエストに答えてあげたいです!
対策については基本的には同じです。細かく書くと、マウスシールドやフェイスシールドは不可で、マスクにて統一。立って歌う人と座って歌う人が混在しないことや、1回の連続歌唱時間を20分以内とし、こまめに休憩をとることなどですかね。
こまめな休憩は確かに必要ですね。7月の座談の時には「歌わないでも出来る活動を」という話をしていましたが、やっぱりみんな歌いたいんですよね。やっぱり。とはいえ、歌わないで出来る練習も織り交ぜつつ、練習プログラムを考えなければいけないなあ、とぼんやり思っています。
僕の団では、歌わないのであれば集まらないという判断になると思います。やっぱり歌うために集まるというのが前提で、たくさんの協議をしました。団員のほとんどが対面での活動を再開しましたが、中には、ご自宅で介護をされている等のご事情から一緒に活動再開をすることがかなわなかった団員もいます。そこで、団員からの発案として、もしご自宅からでもオンラインを通して活動に参加できるようであれば、一緒に体操をしたり、レッスンを見て勉強できるよう、パソコンを1台、準備しようという話になっています。
基本は対面として、それが難しい方がオンラインで参加できるような環境整備を、ということですね。素晴らしい。
< オンライン出来る環境があっても実際に家で大きな音が出せない問題があり、私は躊躇してしまいました。でも顔を見るだけで元気になれる事もありますね。
僕の団は今年の3月からちょうど6か月間活動を休止したのですが、その間、実はFacebookを使って、ほとんど毎週末、小田から団員へメッセージを送り続けていました。家でも出来るストレッチや呼吸の練習、発声練習の他、オペラのちょっとした情報や、YouTube等で無料で閲覧できる演奏情報など。とにかく、団としてのまとまり、つながりを大切にした結果、活動再開に係る話し合いの時には、団員から、パソコンを使ってでも全員が参加できる方法を探したい、との声があがったと認識しています。仲間との時間を共有し、それでいて対策を講じることで歌も歌っても良い段階になったのがいまなんだと感じています。
私もYouTubeに団員限定で動画を作成しました、私としては未知なる世界だったので大きな一歩だったように感じます。大した動画じゃないですが。でも毎週は本当に凄いですね
動画作るのは確かに大変。私も練習用の動画を作ってYouTubeに限定公開していました。また、DVDを作成したりもしました。継続したいと思いつつ、なかなかうまく時間が作れなかったのは反省点です。
僕は、忙しさを理由に動画は作れなかったですね…。学生との勉強会の録画を編集するのも一苦労で・・・。
次回の座談の頃には、演奏会の話もしたいですね。だいぶ人前で演奏していないので、ウズウズします。
どんなプログラムがいいだろう・・・と考えると少しワクワクしますね。
皆さんのご意見もいただきつつ、私たちらしいプログラムが組めると良いですね。
1年の終わりが見え始める中で、これまでとは同様に、とはいきませんが、前進せねばという気持ちで我々はおります。ですのでどうぞ皆様もお身体に気をつけていただきながら、私たちの演奏会を待っていただきたいです。