座談 za-dan
【座談】近況報告会!皆さん、いかがお過ごしですか?
みなさん、大変ご無沙汰です。去年の9月に合唱が再開出来そうだ、という話をしてからあっという間に1年が過ぎてしまいました。
コロナの対応に追われた1年でした。
私事ですが、コロナ禍での出産を経験しました。不安だらけの日々でしたが、無事に乗り越えることができ、ほっとしています。
おめでとうございます!
本当におめでとうございます!まだ一度も会えていないのですが、早く会いたいですね。
コロナによる変化もそうですが、伊藤さん小田さんはそれ以上に生活に大きな変化がありましたよね。
私事ですが、私は東京から青森へ、活動の拠点が変わりました。大学の先生という責任の大きさ、忙しさと日々向き合っています。
小田さんの拠点が東京から離れたことで、オンラインでの活動は増えましたか?音楽的なことを中心に。
オンラインでの合唱指導を週に1回行ったり、オンラインでの台本研究会をしたり、オンラインでのピアノのレッスンも経験しました。あとは、木川さんと一緒にオンライン配信用の動画を作ってみたりと、オンラインを活用した取組に挑戦し始めました。
動画を撮りに青森まで行きました!コロナが始まってから遠出したのは初めてです。青森良いところでした。
最近では、コロナも落ち着いてきてオンラインでの活動は主流・・・までは行かないですけど、これからも並行して行われますね。それぞれメリット、デメリットも見えてきました。
例えば、オンラインの合唱指導についてなのですが、今年の4月から、継続してオンラインでの合唱指導している団があります。Zoomを活用して、僕は青森から、合唱団は団員全員が同じ環境に集まり、2拠点をネットでつなぐというスタイルです。 半年以上、継続的な活動を行ってきたおかげでいろいろと慣れてくる部分もあるのですが、2つ、このスタイルでは難しいと感じていることがあります。それは、発音の指導と声量の指導です。いずれも、機器側での音声コントロールが自動でかかったものが僕のPCに届くという特性から、どうしてもナチュラルではない、調整済みのものしか確認できないということに依るものです。 同じ空間・時間で、合唱の音を捉えながら指導する、ということの情報量の多さを改めて思いましたし、機械を通してしまうとできない指導というのがあるのだな、と考えさせられました。 ちなみに、伊藤さんや木川さんも合唱指導をされていると思いますが、対面での実施ですか?
そうですね。緊急事態宣言中は難しかったですが、今では対面で合唱指導しています。 ただ、やはりマスクも外すわけにはいきませんし、物理的に一人一人のスペースを空ける必要もあります。この状況下であえてリスクを取る必要がない、と考えて歌うことをやめてしまう人もいます。まあ、このあたりは小田さんがオンラインで指導するのと同じですよね。歌う側が一ヶ所に集まって歌うなら、そこは対策しなければいけませんし。かといって全員それぞれが違う場所からリモートで歌う、というのも難しいですね。
こちらも対面で行っています。半数の人数を2グループに分けて行うところもあります(今年中は休止)。スペースを大きく確保しなければならない分、距離ができるので、お互いの声を以前より、聴き合うことが難しいな、と感じます。遠すぎて遅く聞こえる時もありますね・・・。そして、長く休止期間がありましたので、体調が悪くなっている方も多くいます。
以前と比較して、どうしても「できなくなったこと」「不便になったこと」に着目しがちで、そういう思考になってしまうと現状に希望を持ちづらくなるのですが、これからの未来がより良くなるために、何を今学べるのか、そういうことを考えたいと思っています。
合唱ってどうしても「アンサンブル」なので、オンラインのデメリットが大きいのかと思うんですけど、私個人としてはオンラインでの学びが活発になったことで受けられた恩恵はとても大きいです。例えば、声楽家のための解剖学の講座を受けたり、イタリア人の言語聴覚士の方に発音の仕方を細かくチェックしてもらったり…。こういうことは逆にコロナがなければ私は勉強するチャンスがなかったかもしれません。
そうですね、色々な分野で講習会が行われていて、学びの場所がより近くなりました。私も家での時間が長くなっているので、オンラインでの学びやエンタメを楽しんでいます。(とは言っても今はなかなか時間が取れませんが)
演奏会を配信することについても普及してきましたし、演奏会の宣伝動画を事前に作成し、その動画へアクセスできるようなQRコードをチラシに掲載することも案として耳にするようになりました。これからの演奏会の在り方についても、mu-shipとして挑戦を続けていきたいと個人的には思います。
まずは3人のスケジュールを合わせなければ!
新しい形を模索しつつ、何か楽しい企画をしましょう!
演奏会の実現に向けて、準備を開始しましょう!